Panasonic NV-BS900 その2
さてさて、前回は悲惨な結果となりましたが、今回ちょっといんちきな方法で
修理を完了しましたので、ご報告いたします。


こいつが今回の鍵となるNV-BX25です。
ハードオフにてカセット挿入口から中身をのぞいてみて「お〜Gメカジャン!※」と
喜び勇んでゲットし、こいつのメカを移植することにしました。
※後で待ち構える悲しい事実をこのときは知りませんでした…


さてさて裏面からメカを覗いてみます。
BS900とほとんど同じです。
「これなら問題なく移植できるじゃん☆」なんて気楽に移植作業に移ります。


今回交換する部品たちです。
さくらや新宿店の地下で注文しました。頼んでもないのに緊急とかかれてます笑
にがさんのページを参考にこの部品をチョイスしました。

さてさて後は交換していくだけですが、最初にBS900をばらしてから
相当時間がたっていたのですっかり組み方を忘れてしまいました^^;
BX25も参考にしつつ、にがさんのページを大いに活用してギヤの位相合わせをしました。


表から見たときのカセコンとピンチローラー駆動用のギヤの配置です。
まず、モードスイッチのついた上のギヤと、メカ裏側につながってるギヤを
写真のようにマークをそろえます。(お互いに向き合うように)
そこへピンチローラーを上下させるための部品を写真のようにマークを合わせて
設置します。そのときにテンションアームも写真のように配置するようにします。
そしてもともとついていた抜け止め防止の部品を取り付けて表は完了です。


続いて上側。さっきの表とつながっているギヤのマークをこのようにします。
注:カセコン駆動用のギヤのマークは間違っています。
正しくは、ギヤの歯の部分に出っ張りがあるところの中心が合わせる位置です。


リテーナハグルマがはいるギヤをシャーシの穴の位置とあわせて置きます。
それにあわせて隣のギヤもマークをあわせます。
そしてそこへモード切替用の三日月形の部品をはめ込みます。


そこへリテーナハグルマをはめます。矢印が書いてあるので楽勝ですね笑


さて今度は割れたメインカムを取り付けます。ちなみにこの写真は
BX25から取り外すときの写真です。Cリングは溝が切っているわけではないので
写真にドライバーなどでこじれば外れます。ただし、シャフトを傷つけないように
細心の注意を払ってやります。途中まできたら指でもOKです。


そしてはずしたもの(右)ともともとついてた割れたやつ(左)です。
どう?まったく同じでしょ?同じ?同……おな………  ちが〜〜〜〜〜う!!!!!!!!
なんとなんとびみょ〜〜にカムの形状が異なっているではないですか!!!!!
ここにくるまでまったく気がつきませんでした。
後でわかったことなのですがGメカには「新快速メカ」と「インテリジェントターボメカ」
というのがあるらしいく、BS900は前者、BX25は後者だとのことです。


あまりにもショックで数分動きが止まってしまい、「こうなりゃやけだ!!」と
そのまま移植してしまいました^^; なので写真が一気に飛んでしまいます爆
取り付けは何の支障もなく無事に終わってしまいました…
センタープーリーの白さがにくいです…


だめもとで動作確認!!
おぉっっ動く!動くよっっ
何事もないかのように普通に再生が始まりました。
HICも死んでないようです!!
サーチも完璧にできます。「なんだぁ全然問題なしジャン☆」と思い
停止して巻き戻しを始めたところ…うぃ〜〜〜んとかなり間の抜けたモーター音。
相当巻き戻しが遅いです。サーチより遅いです!!!
どうやら停止しての巻き戻しはきちんとモード切替ができないようです。
早送りはできているみたいですが…まぁ見るのに支障はないので良しとしましょう^^;

ということでメカの修理は以上です。次回は電子回路系の修理&調整を予定中…



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