COWON M3L


iAudioが代理販売しているCOWONの20GB HDD MP3プレイヤーです。
ずっと愛用してきたMDがかなり重症なので購入となりました。
(正確にはクリスマスプレゼントとしてもらいました。)
2.5インチHDDを使っているため若干大きいというのが第一印象ですが、
標準でベルトにつけられるホルダーがついてくるので、
普段はずっとホルダーに入れっぱなしになりあまり気になりません。
しかもディスプレイがリモコンにしかついていないので、
もともとこういう使い方をメインで考えられているようです。


これだけの厚みがあります。
シリーズ製品のM3とかだともっと薄いのですが、
M3Lは長時間バッテリー内臓タイプなので分厚いのです。
バッテリーは公証14時間持つことになっていますが、
実感ではもっと長いきがします。というか、14時間も
これで音楽を聴き続けることなんかないし^^;


本体にある表示はこの部分のLEDのみです。
数色数パターンの光り方がありますが、
僕は何も覚えてません^^;


リモコンです。かなり情報量が多い使用になっています。
もちろん日本語表示に対応しています。
IDTagもVer1.1と2.0に対応していてキチンと表示されます。
各種ステータス、アルバム名もしくはフォルダ名、
現在の曲名、時間、VUメータ、ファイル情報が表示されています。


リモコン上部です。おもに選曲に使うジョグと決定キー、キャンセルキーが並んでいます。
画面によって各ボタンの割り当てなどが変わるので、なれないとややこしいです。


リモコン下部です。主にカーソルの上下に使うジョグとホールドスイッチがついています。
こちらも画面によって機能が変わります。
ちなみにリモコンのホールドはOnにしたことないです。
みてわかるとおり、前面にスイッチが一切ついていないので、
満員電車などに乗ったとしても、圧力でスイッチが押されるということでないからです。
選曲なんかもジョグなので、勝手に押してしまうことがほとんどないです。

と外見はこんな感じです。性能はそれなりに高いものだと思います。
バッテリーはよく持つし、HDDの容量も十分だし、ディスプレイも必要な情報が
うまく表示されていていい感じです。音質もいろいろな設定があって、
自分なりにセットできます。この手のものは通勤通学のお供ですから、
ピュアオーディオなどとはまた違う世界なのでイコライザなどは有効だと僕は考えています。
ちなみにこいつには5種類くらいのサラウンド機能がついています。
中でも消えてしまった高音域を再現するというものは、結構すごいと思いました。
ONにするだけで確かに消えた高音が復活する「ような」きがします。
ただ女性ボーカルのアカペラを聞いていてわかったのですが、
微妙に音がビブラートがかかったように震えてしまいます。
普通のポップを聞くには問題ないのですが、そういうのはだめなようです。
後いい点は、HDDがPC上で普通のリムーバブルHDDと認識されるので、
エクスプローラーで操作ができます。普通のリムーバブルHDDとしても使うことができるのです。
最後のいいところはファームウェアの更新が自分でできること。
今まで結構頻繁にファームウェアの更新があり、新機能が追加されたりもしています。
M3Uファイルの再生がいまいちだったりしたのも、最新版では解決しています。
こんな感じでかなりお勧めの製品です。

ただ閉口してしまったのがこれ↓

縦のレンジは1Vだったと思います。波形が見えますよね?
実はこれ無音時の波形です。つまり雑音です。
リモコンのディスプレイのスキャンにあわせて盛大にノイズがでています。
ヘッドフォン直付けで聞く分にはほとんど気にならないのですが。
HA04を使うとはっきり「ぷつっぷつっ」と入ります。
これさえなければなにも文句はなかったのに…
ためしにアンプの入力にf=40KHzのフィルタを入れてみると

こんな感じになりました。横軸が入力(M3L直)、縦軸が出力のリサージュです。
音声信号は完璧に通して、ノイズだけきれいに取り去ることができました。
なので次回のヘッドフォンアンプ製作時にはこのフィルタを入れる予定です。



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