来月に運転会があるためそれに合わせて新車を作って持っていこうと思いたち積んでおいたパンケーキコンテナの1/80 コキ73を作りました。パンケーキコンテナの…というかペーパーキットそのものが二度目のチャレンジということでまだまだ練習の域です。
このキットは種車の特殊性もあり車輪までセットになっており追加で買う必要があるのはカプラーだけというのがありがたいですね。
作り方は基本的に取説のとおりにしますが、自分の机は狭く取説を同時に何枚もおいておけないので部品番号を直接振ってしまいます。こうすればわざわざ照らし合わせる必要がないので見るページが減らせます。
サクッと…でもなく組み立てて仮組みして確認。素のままだとちょっとカプラーが低いのと、車体が左右に揺れやすいことが気になります。前者は普通に調整するとして、後者はセンターピンの構造的に起きてしまうのでちょっと工夫してみることにしました。
塗装前の写真を取り忘れてしまったので塗装後のものになりますが、台車に空気ばねを模した部品を付け、ここが台枠に接触して荷重を受ける構造としてみました。もともとは真ん中のハトメだけで荷重を受けていて、そこが回転も許す必要があることから横方向に傾きやすくなっています。それをこのように台車の脇の方で荷重を受ければ単純に傾きにくくなります。TOMIXのコキなんかはこんな感じの構造にもともとなっているので真似てみました。ただ、逆にねじれにくくなるのでカントの入口などで追従性が悪くなるはずで、そこは経過観察してみようと思います。
カプラーは解放遊びをしたいのでケーディーなのですが、推奨のNo.5を使ってもホルダーをそのまま使うと0.8mmくらい低くなってしまいます。そこでホルダーの蓋を使わないことにして写真のように蓋の高さ分だけホルダーをカットして高さを上げる作戦にしました。これだけだとカプラーの遊びが大きく垂れてしまうので、ボスに0.3mmのテフロンワッシャーを挟みました。
これで高さがぴったりになりました。
組めることがわかったのでサクッと塗装。今回は一部を真鍮線で作ったので、タミヤのプライマーサーフェイサーを全体に吹いてからメインの色を塗りました。車体色は実車の写真を見ても時期により全然色の雰囲気が違って感じるのとコキ104よりは明るい印象だったのでガイヤのコンテナブルーをそのまま吹いてみました。
最終組立の段階でカプラーを取り付けようと思ったら段があることに気が付き…どうやら緩衝装置の部品の貼付け位置を間違えていたようです。仕方ないので飛び出してる部分を全部削り取りました。
そんなこんなで完成です!追加工作したのは先に説明した台車のほかはステップ脇に手すりを設置したくらいです。お陰で土日だけで組み立てから塗装まで完了できました。下手にこだわると永遠に完成しないことがわかってるのでこのくらいで割り切ったほうが精神的にも良いかもしれません。あとはちゃんと走れたらデカールも貼ろうと思います。
それにしてもパンケーキコンテナの店主によると基本的に組み立てはスプレーのりと木工ボンドだけだそうです。今回はそれにトライしようと思ったのですがとても難しく、結局殆どを瞬間接着剤で固めつつ作りました。そうすると紙に染み込み肌が荒れてしまい表面が汚くなる部分がちらほら。ここはもっと接着剤を減らしてなおかつ強度があるように組めるようになりたいですね。