EX-CSは出力を切り替えることでアナログ運転にも対応しています。ただし、デフォルトではPWM周波数の設定が欧州車むけのかなり低い値となっており、コアレス車は利用しないことをオススメします。
出力の切替はEngineDriverなどの操作アプリから行います。EX-WebThrottleからはUI操作による切替はできず、コマンドを打つ必要があります。
RM-CS03では出力が一つしか無いため、出力先は A
を選択することになります。その他のモータドライバシールドを使っている場合は、出力先は適宜 A
~ H
の間で選択することになります。
設定方法
EngineDriverの場合
DCC-EX画面を開き、Track Mgr設定タブを開きます。変更したい出力先のモードプルダウンリストから DC
を選択します。
アナログ運転に利用するアドレスは右の入力欄に書き込み、 Set
ボタンで確定します。ここではアドレス1を設定しています。
EX-WebThrottleの場合
接続処理後、下部にある Debug Console
のスイッチを有効にし開いた画面にある Direct Command
という入力欄に以下の内容を入力します。ここでは、出力Aをアナログ出力にし、アナログ操作をアドレス1に割り当てる例です。出力およびアドレスは必要に応じて変更してください。
= A DC 1
入力後エンターキーを押すか、入力欄の下の Send
ボタンを押すことでEX-CSにコマンドが送信され、出力が設定されます。下部のコマンドエリアに
[R] <= A DC 1>
という返答があれば設定できています。
操作方法
設定が完了したら、あとは通常のDCC運転と同じ操作方法で操作可能です。その時のアドレスは設定時に与えたアドレスを利用します。上記例ではアドレスは 1
となります。このとき、線路出力は明示的にONにする必要はありません。
もし実際に操作してみて、前進と後進の向きが逆のほうが都合が良い場合は、切替時に設定した出力モードの DC
の部分を DCX
に変更して再設定すると反転させることができます。
その他
現在、PWM周波数を変更出来るようにする取り組みが行われています。試作バージョンのファームウェアの場合、F29, 30, 31 を使っていくつか周波数を選択できるようになります。