先日発売開始した超小型コマンドステーションRM-CS03用のセンサーハブRM-SH01を使って実際に自動運転してみました。
新発売したDCCコマンドステーション用センサハブのもうちょい複雑なデモを用意するなど
— strv (@strv) October 28, 2025
センサ4つで二列車の閉塞運転をする例。はじめは側線から入り、閉塞を取りながら進む。二列車目をスタートさせても、一列車目と進路がかぶるので発車しない。進路が確保できたら自動的に進行。 pic.twitter.com/rHhx0UXybd
今回はTOMIXのワンタッチセンサを本線上四箇所に設置して列車の通過検知をしています。今回は簡単にするため完全に片方向通行なものとして、ポイントはスプリングポイントでの運用にしてポイントマシンは接続していません。
自動運転はDCC-EXのEXRAILというスクリプトにより記述しています。EXRAILの自動運転はシンプルな自動運転に限られますが、自由度が高く簡単に記述できるのが特徴です。
今回はセンサの数を減らしたかったので、センサの反応位置を運転士が信号機を認識する位置に設置した…という想定で、実際の閉塞位置とセンサ位置は異なります。と言ってもレイアウト上には閉塞位置が表現されているわけではないので、あくまでも想定という話になります。センサを増やせるなら実際の閉塞位置にもセンサを追加することでより安全な自動運転もできるようになります。
EXRAIL、というよりもDCCでは閉塞に存在している列車のアドレスを取得するのが現実的では無いので、まず最初に自動運転する列車を手動選択し、その列車の自動運転を始めるという流れが必要になります。その儀式のため側線を用意し、必ずそこから列車を入れることにしています。
EXRAILでは自動運転スクリプトが実行されたタイミングで最後に手動操作していた車両が継続動作する仕組みになっています。動画ではすでに車両のライトをファンクション操作して有効にしてあるため、ルート選択画面に移動して自動運転を開始しています。
その後、二列車目のファンクション操作をしたあと同様に自動運転を開始しています。
自動運転が始まるとき、ポイントのある閉塞の確保をします。先行列車がいると閉塞が確保できないため、待機を続け、先行列車が先の閉塞まで行ったら閉塞が解放され、後続列車が閉塞を確保でき進行が始まります。
途中で手動で片方の列車を止めると前方の閉塞があかないので後続は自動的に止まる
— strv (@strv) October 28, 2025
自動で止まったほうを手動で動かそうとしても動かない
前方の車両を動かして閉塞を開けると後続も動き出す pic.twitter.com/qJBrzMhOvV
2つ目の動画は二列車がすでに連続走行している状態で手動介入して片方の列車に停止をかけています。そうすると、もう片方の列車が追いつき、前方の閉塞を確保できないので自動的に停止します。自動停止した側の車両の速度を手動で操作してもすぐに停止されます。その後、手動停止したほうを動かすと閉塞を解放するので後続も自動で動き始めます。
でてきたのでお試し。
— strv (@strv) October 28, 2025
動いた動いた
閉塞4つで三列車なので、空いた一箇所の閉塞に向かって一列車だけ走る、というような動きになる、のでちょっとつまらんな pic.twitter.com/ultfG8HvWH
今回はセンサが4つで4つの閉塞を構成しているので最大三列車まで投入できます。ただそうすると空いてる閉塞に一列車が進行する、というのを繰り返すためほとんどの列車が止まり続けてしまいます。まるで明大前のような。
ということで、新発売したRM-SH01で自動運転している例のご紹介でした。EXRAILの詳しい使い方についてはまた紹介記事を書こうと思いますが、基本的にはDCC-EXのサイトを見ていただくのが確実です。