これまで3年半ほど前に定価4万円くらいで買ったFDM(FFF)タイプの3Dプリンタを改造しながらつかっていたのですが、最近制御マイコンが加熱中にフリーズする現象が多発してしまい原因がわからずじまいでした。プリント速度自体は200mm/sで常用プリントができるところまで改造していたので悪くないスピードだったのですが安心してプリントできないとなると困ります。

ということでついてに自分も Bambu Labデビューしてしまいました。機種は悩みに悩み、結局P1Sに。X1と悩んだのですが、ヘッドは交換できるということ、どうせ殆どの操作はPCからするので本体の画面操作性はまぁなくても良い、というあたりでP1Sに落ち着きました。

早速もともと入っていたお船のデータでプリントしてみました。フィラメントは本体に付属していたPLAです。外周は前のプリンタと大差ないのですがインフィルが早い!そしてきれい!デモ用データでだいぶカスタムされているんだろうとは思いますがそれにしても早い!これだけでも買った価値がありそう。

しあがりもこんな感じで高速プリントとしては十分綺麗。ただ前のプリンタで設定にだいぶ苦しんだ、オーバーハングが始まる高さでプリント品質が変わってしまう問題についてはP1Sでも変わらず起きるようです。コレばっかりはまぁ原理的に仕方ないのかなぁ

続いて自分の中では定番のVoron Cubeをプリント。これはメカ要素をプリントするときの精度評価をするのにもってこいのテストピースです。XYZ方向の寸法の他に斜め対角や穴、オーバーハングが様々な角度で設計されており、それらの寸法を測ったりしあがりを見ることでメカ設計的視点でのプリント品質を確認できます。

寸法も全体的に優秀!もうちょっと詰めることは出来ると思いますが、とりあえず使う分には問題ないくらい。コレ以上の精度を求めるときは樹脂の収縮率も考慮する必要が出てくるので難易度が上がります。

プリントできるサイズもコレまでより40mmくらい広くなり、256mmになりました。となると246mmがプリントできるのでHOユニトラックの基準サイズがプリントできるわけで、色々と捗りそうな予感です。

まずはこれまで使い込んできたPETGが同じようにプリントできるようにパラメータチューンするところからかな

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