事前告知をしておけばよかったなと今更に思っていますが、鉄道模型コンベンション(通称JAM)に「雪奈會」のメンバーとして出典参加してきました。
今回は普段雪奈會で使っているHO・16番向けの高架システムによるレイアウト展示を主題に「モジュールレイアウトを作らなくてもここまで行ける!」という内容で展示しました。

この高架システムはMDFをレーザーカットして作ったベースプレートと、3Dプリントした橋脚の組み合わせで現実的な費用でまるでNゲージのように立体レイアウトをお座敷運転で楽しめることが一番のポイントになります。

そして今回のもう一つはアドバンスの島式ホームを使った高架駅です。アドバンスのホームは簡単に組み立てられる上、化粧箱が頑丈でしかも屋根を組み立てたあとの寸法とぴったりになるように作らており、持ち運びが安全にできることもお座敷運転メインの我々には非常にありがたいものです。

そして今回、そのホームにSTRV製作の照明を組み込んで展示しました。よくあるテープLEDを使ったものだと等間隔の粒が目立つ上、しっかり固定しないとうねうねしてしまって見栄えも良くないのが悩みでした。そこで大量のLEDを基板上に並べて本物の蛍光灯風の配置にしてみました。こうすると通過する車両の全面に良い感じに照明が反射してとても良い感じに見えます。

このホーム照明はホーム下にしこんだ乾電池で駆動するようにしています。島式ホームなので、両側が線路で囲まれることから外部電源にするとどうしてもケーブルが線路下をまたぐ必要があり、きれいに配線することが難しいです。そのため電池式にしてみました。この電源ユニット一つで16両分の照明を駆動できるようにしてあり、また、照明ユニットは相互接続できるため、一つの島で一つの電源ユニットで済みます。写真では8本の電池を使っていますが、4本でも駆動できるように昇圧回路を組んでいます。また明るさは三段階に調整できるようにしてあり、電池本数と合わせて電池寿命の調整ができます。電池4本で8両分のホームを最高光量でおよそ4時間程度駆動可能です。最高光量は明るいイベント会場等では必要になりますが、一般家庭程度であれば中光量、夜景を楽しむのであれば低光量でよく、電池寿命は何倍にもなります。
この照明ユニットは結構な人に商品化リクエストもいただいたので、なんらかの形で販売できるようにしたいと思っています。今回の運用でいくつか改善点も見えたため、その修正を加えてより使いやすい形にしたいと思っています。

加えて、今回はMDFの高架プレートに加えて3Dプリントした防音壁ありの高架ユニットも作ってみました。以前試作したときはプリンタが古く、KATOの標準ストレート246mmを一発でプリントできず量産はしなかったのですが、いま所有しているP1Sであればなんの問題もなくプリントでき、強度も十分なものができました。思い立ったのが開催数日前だったのもあり、毎日プリントし続け、二日目にようやく登り区間をすべてこのプリント高架ユニットに置き換えできました。
見栄えは非常に良いのですが、MDFの高架プレートよりもはるかに場所を食い重たいためすべてを置き換えるのは運用的にも難しそうです。

このように新作をいろいろ持ち込んだ展示でしたが、車両のほうの工作が全然できておらず展示する車両も市販品そのままでつまらなかったので積んであったIORI工房のZX45Aを突貫で作ってみました。突貫かつ自分にしてはきれいに帯の塗りわけができ割と満足できました。


このZX45Aは以前作ったパンケーキコンテナのコキ73と合わせてコキ73の試験編成を仕立てて展示していました。TOMIXのEF210は非常に作りがよく、ペーパーのコキなんていう軽い車両を挟んでも脱線させることなく走ってくれました。
ということで、大慌てで直前になっていろいろ仕上げたりもしたのですが多くのものが展示でき個人的には満足なものでした。ただ、JAMというイベントの性質上、ジオラマのような作り込んだレイアウトや技巧を凝らした車両に注目されやすく、もうちょっと見てほしいポイントについて説明書きなどしておくべきだったな、などと反省ポイントもあります。