14/08/15 公開開始

STOyyb基板取説

STOyybはSTM32F103マイコンを搭載した小型マイコン基板です。 STM32をサクッとユニバーサル基板で利用したい、という考えから開発を始めたもので、 すぐに動かせる一方で、余分な機能は載せていません。
この小型基板で楽しくSTM32ライフを堪能してください。

外観




基板サイズは20.32[mm]×36.83[mm]と非常に小型です。またメインのピンは600milの28ピンICと 同じ配置となっているため、ちょっとお試ししたい時にサクッと載せて使うのに最適です。

回路図

pdf版回路図はこちら。 部品番号は、基板上の左上から順番に振っています。

ピン配置

■CN1 汎用IO
ピン番号 名称 機能。括弧内はリマップ時。
1 5V 5[V]程度の電源入力。最大6[V]
2 PA11 USART1_CTS/CANRX/USBDM/TIM1_CH4
3 PA10 USART1_RX/TIM1_CH3
4 PA9 USART1_TX/TIM_CH2
5 PA8 USART1_CK/TIM1_CH1/MCO
6 PA7 SPI1_MOSI/ADC12_IN7/TIM3_CH2/(TIM1_CH1N)
7 PA6 SPI_MISO/ADC12_IN6/TIM3_CH1/(TIM1_BKIN)
8 PA5 SPI1_SCK/ADC12_IN5
9 PA4 SPI1_NSS/USART2_CK/ADC12_IN4
10 PA3 USART2_RX/ADC12_IN3/TIM2_CH4
11 PA2 USART2_TX/ADC12_IN2/TIM2_CH2
12 PA1 USART2_RTS/ADC12_IN1/TIM2_CH2
13 PA0 WKUP/USART2_CTS/ADC12_IN0/TIM2_CH1_ETR
14 GND

■CN2 汎用IO
ピン番号 名称 機能。括弧内はリマップ時。
1 3V3 3.3[V]電源出力。
2 PA12 USART1_RTS/CANTX/USBDP/TIM1_ETR
3 PA13 JTMS/SWDIO
4 PA14 JTCK/SWCLK
5 PA15 JTDI/(TIM2_CH1_ETR/PA15/SPI1_NSS)
6 PB0 ADC12_IN8/TIM3_CH3/(TIM1_CH2N)
7 PB1 ADC12_IN9/TIM3_CH4/(TIM1_CH3N)
8 PB2 BOOT1
9 PB3 JTDO/(TIM2_CH2/PB3/TRACESWO/SPI1_SCK)
10 PB4 JNTRST/(TIM3_CH1/PB4/SPI1_MISO)
11 PB5 I2C1_SMBAI/(TIM3_CH2/SPI1_MOSI)
12 PB6 I2C1_SCL/TIM4_CH1/(USART1_TX)
13 PB7 I2C1_SDA/TIM4_CH2/(USART1_RX)
14 GND

■CN3 USB-MicroB
・ID端子は未接続

■CN4 SWD ▼印が一番ピン
ピン番号 機能
1 3.3[V]
2 SWCLK
3 GND
4 SWDIO

■JP1 USB電源選択
・ショート時USB端子から電源を供給

■JP2 シリアルブート選択
・ショート時シリアル書き込み用ブートローダ有効

部品表

基板一枚分の部品一覧です。

制作上の注意点

基板のみ買った人向け。
この基板は(わかっているとは思いますが)リフローでハンダ付けすることを前提とした基板です。 マイコンの背面パッドの処理をちゃんとしないとどうなるか正直わかりません。 発熱量は大きくないので、その点については問題ないはずですが、GND電位に保つことが必要とも不必要ともデータシートに書かれていません。

使用上の注意点

  • 最高電圧に気をつけてください。
  • USBとSWDの端子については静電保護していますが、他の汎用IOは保護していません。
  • 免責

    この基板はSTRVが個人的に制作し、頒布しているものであり、工業製品ではありません。一般的な製品のような耐久試験などは行っておりません。
    この基板を接続・利用したことによって生じた如何なるトラブルに関してSTRVは 責任を持ちません。ご了承ください。



    このページはstrvによって製作されたものであり、著作権はstrvに帰属します。
    そのためこのページ内の写真や文章の無断コピーを禁止します。
    また、コンテンツの関係上、さまざまな会社の製品を取り扱いますが、
    それらの会社とstrvは一切関係ありませんので、ご了承お願いいたします。
    なお、このページにおいて著作権などの問題がある場合はメールをしてください。対処します。