みんなだいすきプラレールです… ではなく、タイトルの通りすでにHOゲージ化済みの車両となっております。

ででどん!箱からだしてレールに乗せてみるとこんな感じです!
今回HOゲージ化するにあたり、コンセプトとしては「できるかぎりプラレールの風味を残す」「安く」「Bトレリスペクト」みたいなことを考えていました。プラレールのHOゲージ化自体は何番煎じかわからないですが、とにかくたくさん作ってたくさん走らせたい!というモチベーションでやっております。
先人には動力にコアレスパワトラを使っている方も多いのですが、パワトラ一つでプラレール1編成分の値段を超えてしまうので本末転倒感あるよなぁと悩み、全車完全自作で取り組んでみました。
また、地味に車輪が高いというのもあり、プラレールリスペクトですべて二軸車として作りました。このへんはかつてカツミやエンドウが入門用として販売していたショーティーシリーズもリスペクトして軸配置を調整してみました。仲間内ではすでに「Pトレ」と呼ばれております。

それぞれの車両詳細です。といっても作り込んであるのはまだ先頭車だけです。プラレールと同様に先頭車に動力を仕込んであります。前述の通り二軸にしたのですが、プラレールの大車輪がなくなるとあまりにも床下がスカスカすぎるし、床下が目立たないようにと車高を下げるとそれはそれで雰囲気が出ず悩み、Bトレや鉄コレのように床下・台車エンブレムを取り付けてみることにしました。このへんは床下に差し込み穴を作ってあり、自由に差し替えられるので車両によって付け替えられる想定です。台車エンブレムは普通にボギー車風にして外側にはダミー車輪を貼り付けてあります。
写真のE233は一応実車の写真をみつつ適当にデフォルメしたものを作ってみました。台車については運転会に間に合わずギリギリだったので前後で流用しており後ろ側にも排障器がついちゃってます。

中間車はこんな感じ。模型的には付随車です。車輪にはカツミのピボット軸を使い、プリントした台車エンブレムに直接固定しています。
こちらも時間がなかったので台車だけ設計して床下機器部分はまで作ってません。それでも台車エンブレムがあるだけでそれなりに雰囲気でますね。

そして後尾車。通勤プラレール的には中間車と完全に同じシャーシとなり、ここでも同じものを取り付けてあります。同じものをつけてるにも関わらず、車高が合わないんですよね… 細かいことは気にするなということでしょう。

肝心の中身はこんな感じです。動力車はプラレールの載せ替え動力とコンパチに設計したので、現行車種ならほとんどに付け替えることができると思います。
付随車は通勤車などに使われる車長が長いものをとりあえず作りました。こちらももとのシャーシとコンパチなのでネジ一本で付け替え可能です。

裏からみたところ。台車・床下エンブレムの構造がよくわかります。連結器は動力車を除いてもとの車両と同じ構造で固定するようにしてあります。

動力車の様子。このために12V駆動のいわゆる130サイズの両軸モータを探してきました。ギヤは鉄道模型でよくあるウォーム一段減速で1:16の減速比です。車軸側は日光のナット止め輪軸を使い、分解したうえでギヤを差し込んでいます。この軸が3mmもあるので使えるギヤが限られてくるのですが、その他のメーカの輪軸だとそもそも車輪を外してゲージを保ったままもとに戻すことが面倒なので日光のものを使っています。
このモータとそれに合う安いギヤセットを探すのが一番時間がかかったかもしれない…
キッズにKATOのHO用パワーパックで全力にされたとしても脱線しないようにかなり速度を抑えた仕様にしてあります。といってもちょっと遅すぎな感じもあるのでギヤ比は変えるかもしれないです。

モータのお尻側から。今回設計を頑張ったひとつが電極周りの構成ではんだ付け不要の構成としてみました。車輪には燐青銅板を押し当てて集電し、集電板とモータの端子の間は別の金属板(ここでは洋白板)で接続する構造です。いい感じにそれぞれが接触するように設計するのに苦労しましたが、通電はなかなか良好にできました。

ユニトラックの最小カーブレールであるR370に乗せるとこんな感じ。これでもプラレールのカーブより半径が大きいのでだいぶゆったりして見えますね。

近代車両は高架によく合います!

今回は運転会に間に合わせるのに突貫で作った部分もあるのでまだまだ未完成な状態ではありますが、もうちょっときれいに仕上げてBOOTHかなんかで販売できるようにしたいなぁと思っております。
ゆくゆくはDCC化もして「ぶつけても気にならない模型」として、みんなで集まってダイヤ運転とかしたら絶対楽しいよなーなどと話していたりもするので乞うご期待です。

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