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第23回国際鉄道模型コンベンション、JAMにモデラー参加して出展してきました。たまたま4月ごろにお誘いいただき、DCCに関係する工作物の展示という内容だったのでぜひということで参加させていただきました。
主に自分の展示物があるエリア。今回は直前のコミケで頒布した超小型DCCコマンドステーションRM-CS03の紹介と、JAMに向けて作っていた無線フィードバック型のセンサレールを中心に展示しました。
その他、3Dプリンタで作ったHOユニトラック用ちょい脚や、高架モジュールも展示しておきました。
すでに詳細な取説も公開していますが、改めて。RM-CS03は超小型ながらフル機能のDCCコマンドステーションです。マイコンモジュールとしてM5 StackのATOM Liteを利用し、その拡張モジュールのケースを使用することでコンパクトながらちゃんとケースに収まり実用性が高くできました。コマンドステーションとして使うためのソフトウェアも、DCC-EXプロジェクトのEX-CommandStationを改変なくそのまま利用できるよう回路設計をしました。これにより、簡単にファームウェア書き込みが出来るEX-Installerの利用が可能になりました。EX-CommandStationは広く使われているWiThrottle通信にも対応しており、複数の操作アプリで操作が可能です。
3日間ほとんどの時間でNゲージを走行させ続けていましたが、一度も動作が止まってしまったりすることもなく非常に安定して運用できました。また会場は非常にWiFiが混雑していましたが、近距離とはいえ通信が途切れることもぜんぜんなく、正直驚いたくらいでした。
現地では非常に多くの方に興味を持っていただけて嬉しかったです。今後9月に向けて量産の手はずを立てているのでご予約頂いた方はしばしお待ち下さい。
そしてもう一つはこちら。HOユニトラックに埋め込むことが出来る通過検知センサです。反射型赤外線センサを使って車両が通過したこと、進行方向、進行速度を検知可能です。検知したデータは無線で親機に送信し、自動運転ソフトに送信する仕組みです。基本的にはDCCで利用する前提なため、線路から受電する設計で、完全に配線レスで利用可能です。
もともと自分は運転会でも組線路でレイアウトを組むことがほとんどなため、とにかく配線を減らしたく考えていてこのような形のセンサモジュールを作ってみたのでした。
ただ基板が完成したのがJAMの直前過ぎて当日までにソフト開発が間に合わず、簡単な在線検知しかデモすることができませんでした。ビッグサイトの会場が想像以上に赤外線的に明るく、入力が飽和してしまったり、急いで基板を作った結果、フォトリフレクタの位置が悪すぎて変化率が少なくて困るなどの問題が起きてました。それでもものすごく電波が混雑している環境で、通信自体はなかなかうまくできていたのでこのまま開発を進めて実用化しようと思っています。
それと当日はN版がほしい、という声を複数もらったのでそれもちょっと考えてみようかなと思います。また、仲間内でアナログ運転向けに無線操作ポイントがほしいという話も出ており、今回のこの枠組みを利用してそちらにも対応しようかなと思っています。
いずれにしてもちゃんとしたデモができなかったのがかなり悔いが残るのでちょっとどっかの機会にまた展示することができたらいいなと思っています。鉄道模型関係のユーザが展示できるイベントってなんかいいのないですかね?